この度の震災に際し、心よりお見舞い申し上げます。被災されました皆様の一日も早いご復興をお祈り致します。
先日、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」(巨大地震注意)を発表しました。
気象庁は地震への備えを改めて確認するよう呼びかけています。
日本は世界的に見ても活断層や火山が多い国です。他の国に住むよりも天変地異に巻き込まれやすいということですね。
災害時はとにかく「自助」(災害が発生した際に自分自身や家族を守るための準備と行動)が基本です。
日頃から災害に対する意識を持ち、いざという時の準備をしておく必要があります。
防災において心がけるべきことは多岐にわたりますが、以下に主要なポイントを挙げます。

1. 事前準備
緊急連絡先の確認 : 家族や友人と緊急時の連絡方法を確認しておきましょう。
避難場所の確認 : 自宅や職場から最寄りの避難場所を確認し、避難経路を把握しておきましょう。
非常持ち出し袋の準備 :
食料、水、医薬品、懐中電灯、ラジオ、バッテリー、現金などを含む非常持ち出し袋を準備しておきましょう。(男性は10〜15kg、女性は5〜8kg、小学生以下は最大5kgを目安にしましょう)
備蓄の準備 :

私は東日本大震災のとき、ドラッグストアで働いていました。
震災の翌日、日用品を購入されようとするお客様がお店に殺到しパニック状態でした。
当時よく売れていた商品は水・トイレットペーパー・ティッシュペーパー・生理用品・電池です。
これらの商品はコロナ禍のときもなくなりがちでしたね。
いざという時に買いに行かなくてもいいように普段から用意しておきましょう。
2. 情報収集
気象情報の確認 : 天気予報や災害情報を定期的に確認し、最新の情報を把握しましょう。
防災アプリの活用 : スマートフォンに防災アプリをインストールし、緊急情報を受け取れるようにしましょう。
3. 建物の安全対策
耐震対策 : 家具の固定や耐震補強を行い、地震に備えましょう。
火災対策 : 消火器の設置や火災報知器の点検を行い、火災に備えましょう。
4. 避難訓練
定期的な訓練 : 家族や職場で定期的に避難訓練を行い、緊急時の行動を確認しましょう。
シミュレーション : 様々な災害シナリオを想定し、対応方法をシミュレーションしておきましょう。
5. コミュニティとの連携
地域の防災活動への参加 : 地域の防災訓練や活動に参加し、コミュニティとの連携を深めましょう。
助け合いの精神 : 災害時には近隣住民と助け合い、情報共有や支援を行いましょう。
6. 心の準備
冷静な対応 : 災害時には冷静に行動し、パニックにならないよう心がけましょう。
ストレス管理 : 災害後のストレスや不安に対処する方法を学び、心の健康を保ちましょう。
グリーフケア :
被災してペットや大切な人、家や車などの喪失を経験すると「悲嘆(グリーフ)」という状態に陥ることがあります。
あらかじめどんなことが起こるのか知っておくと被災に伴う精神的・身体的苦痛を和らげることができると言われております。(ゼロにすることは難しいです)


7. 特別な配慮
高齢者や障がい者への配慮 : 高齢者や障がい者がいる家庭では、特別な避難計画を立てておきましょう。
ペットの避難計画 : ペットを飼っている場合は、ペットの避難計画も考えておきましょう。
8. 保険の見直し
災害保険の確認 : 自宅や財産を守るために、災害保険の内容を確認し、必要に応じて見直しましょう。
9. 教育と啓発
防災教育 : 家族や子供に防災の重要性を教え、災害時の対応方法を教育しましょう。
啓発活動 : 地域や学校で防災啓発活動を行い、広く防災意識を高めましょう。
10. 持続可能な防災
環境に配慮した防災 : 環境に優しい防災対策を取り入れ、持続可能な社会を目指しましょう。
長期的な視点 : 短期的な対策だけでなく、長期的な視点で防災計画を立てましょう。
まとめ
これらのポイントを心がけることで、災害時に冷静かつ迅速に対応できるようになります。
防災は日常生活の一部として取り入れ、常に準備を怠らないことが重要です。



毎日少しずつ防災対策を進めていきましょう!