ペット防災について考えよう!

先日も大きな地震が起こりましたね…。

この度の震災に際し、心よりお見舞い申し上げます。被災されました皆様の一日も早いご復興をお祈り致します。

先日、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」(巨大地震注意)を発表しました。

気象庁は地震への備えを改めて確認するよう呼びかけています。

日本は世界的に見ても活断層や火山が多い国です。他の国に住むよりも天変地異に巻き込まれやすいということですね。

災害が発生した場合、ご家族の皆様がご自身とペットの命を守らなくてはいけません。

災害時はとにかく「自助」(災害が発生した際に自分自身や家族を守るための準備と行動)が基本です。

日頃から災害に対する意識を持ち、いざという時の準備をしておく必要があります。

しな

愛する家族であるペット達を守るためにも今一度、ペット防災について考えましょう!

それでは、ペット防災を考える上で重要なポイントを以下に詳しく説明します。

目次

1. 避難用品の準備

しな

私はダッチといざ避難することになった場合のことを考えてペット災害危機管理士の資格を取りました。
避難所生活がどのような感じになるのか詳しく説明されていまして、非常に勉強になりました♪

ペットの避難用品を事前に準備しておくことは非常に重要です。以下のアイテムを揃えておきましょう:

ペットキャリー : ペットが安全に避難できるように、頑丈で通気性の良いキャリーを用意します。

首輪とリード : 迷子札付きの首輪とリードを用意し、ペットが逃げ出さないようにします。

フードと水 :

数日分のフードと水を準備し、非常時に備えます。(最低3日分、5〜7日分、できれば2週間分)ローリングストックしましょう。

排せつ物の処理道具 : ペットシーツやビニール袋など、排せつ物を処理するための道具を用意します。

常備薬 : ペットが服用している薬や、応急処置用の薬を準備します。

タオルとブランケット : ペットが安心できるように、タオルやブランケットを用意します。

非常用持ち出し品 :

自宅が被災したりした場合に安全な場所に避難するとき用に準備します。両手が使えるリュックなどに入れ、玄関など持ち出ししやすい場所に置いておきましょう。

男性は1015kg、女性は58kg、小学生以下は最大5kgを目安に準備しましょう。(3日分くらいの食品や水などを入れておくといいです)

足りなくなったら避難所から家に取りにいきましょう。

2. 健康管理

ペットの健康を保つことは、非常時においても重要です。以下の点に注意しましょう:

予防接種 : 定期的に予防接種を受けさせ、病気の予防を行います。

寄生虫予防 : ノミやダニ、フィラリアなどの寄生虫予防を行い、健康を維持します。

不妊去勢手術 : 不妊去勢手術を行い、繁殖を防ぐとともに、健康リスクを減らします。

3. 避難場所の確認

ペットと一緒に避難できる避難所や、ペットを預かってもらえる施設を事前に確認しておくことが重要です。以下の点に注意しましょう:

避難所の確認 :

自治体が指定する避難所の中で、ペット同伴が可能な場所を確認します。

徒歩15分くらいの場所を目安に考慮しましょう。

ペットホテルや動物病院、親戚や友人宅 :

非常時にペットを預かってもらえるペットホテルや動物病院、親戚や友人宅などを事前にリストアップしておきます。

感染症予防や他の避難されてきた方々とのトラブル防止のためにも、避難所だけを選択肢にせず「分散避難」も視野に入れましょう。

自宅の安全が確保できれば在宅避難や車中泊も候補にいれるといいと思います。

4. しつけとトレーニング

非常時にペットがパニックにならないよう、基本的なしつけとトレーニングを行いましょう:

ケージやキャリーに慣れさせる : 普段からケージやキャリーに慣れさせ、避難時にストレスを感じないようにします。

呼び戻しの訓練 : ペットが名前を呼ばれたらすぐに戻ってくるように訓練します。

基本的なコマンドの習得 : 「待て」「おすわり」「伏せ」などの基本的なコマンドを習得させ、非常時に指示に従えるようにします。

5. 避難訓練

自治体が主催する避難訓練などに参加したり、野外キャンプをしたりして、ペット同行避難のシミュレーションを行うと良いでしょう。以下の点に注意しましょう:

避難経路の確認 :

自宅から避難所までの経路を確認し、ペットと一緒に避難する際の手順をシミュレーションします。

実際にペットと避難ルートを散歩してみるといいです。また避難ルートは複数考えておくといいです。

避難用品の確認 : 避難用品が揃っているか、定期的に確認し、必要に応じて補充します。

野外キャンプ : ペットと一緒に野外でテントを張って宿泊してみるといいです。キャンプグッズを揃えることも防災対策になります。

6. ペット情報の携行

非常時に備えて、ペットの情報をまとめて携行できるようにしておきましょう。以下の情報を準備します:

治療記録 : ペットの治療記録やワクチン接種歴をノートなどにまとめておきます。

写真 : ペットの写真を携行し、迷子になった際に役立てます。

連絡先 : 飼い主の連絡先や、緊急時に連絡が取れる親戚や友人の連絡先をまとめておきます。

7. コミュニティとの連携

非常時には、地域のコミュニティとの連携が重要です。以下の点に注意しましょう:

近隣住民との情報共有 : 近隣住民とペットの情報を共有し、非常時に協力し合えるようにします。

地域の防災活動への参加 : 地域の防災活動に積極的に参加し、ペット防災の意識を高めます。

8. 心のケア

非常時には、ペットの心のケアも重要です。以下の点に注意しましょう:

安心感を与える : 飼い主が冷静に対応し、ペットに安心感を与えます。

ストレス軽減 : ペットがストレスを感じないよう、普段からリラックスできる環境を整えます。

グリーフケア :

被災してペットや大切な人、家や車などの喪失を経験すると「悲嘆(グリーフ)」という状態に陥ることがあります。

あらかじめどんなことが起こるのか知っておくと被災に伴う精神的・身体的苦痛を和らげることができると言われております。(ゼロにすることは難しいです)

まとめ

これらのポイントを押さえて、ペットと一緒に安全に避難できるよう準備を進めていきましょう。

ペット防災は飼い主の責任であり、いざ避難所に逃げようとしてもペットは受け入れてもらえないことが多いです。

前々から準備をして最悪、家が崩れてしまった場合どうするのかまで考えておきましょう。

しな

我が家は最悪、車中泊するつもりです。
できればそんな事態は避けたいものですが…あらかじめ考えておけばいざという時に冷静に動けます。
ダッチとキャンプに行くつもりで防災グッズを準備しようと思います♪

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