「ぶどう」について(犬には1粒でもNGなので注意)

ぶどうは中医学において非常に多くの効能を持つ食材です。気血を補い、津液を生み出し、肺を潤し、肝臓を強化し、心を安定させるなど、多岐にわたる効果があります。特に女性や乾燥した季節におすすめの食材です。

ですが、ぶどうは犬にとって非常に危険な食べ物であり、少量でも急性腎不全を引き起こす可能性があります。飼い主としては、ぶどうやぶどうを使った食品を犬の手の届かない場所に保管し、誤って食べてしまった場合にはすぐに動物病院に連絡することが重要です。

それでは、中医学におけるぶどうの効能について詳しく説明します。

目次

ぶどうの基本的な性質

五性: 平(温めも冷やしもしない)

五味: 甘・酸(甘味と酸味を持っています)

帰経: 肺・脾・腎(肺と脾と腎に働きかけます)

ぶどうの主な効能

気血を補う

ぶどうは気と血を補う作用があります。気血が不足すると、疲れやすく、顔色が白っぽくなる、めまいや立ちくらみ、食欲不振、風邪をひきやすいなどの症状が現れます。ぶどうはこれらの症状を改善するのに役立ちます。

津液を生み出し、渇きを止める

ぶどうは津液を生み出し、口や喉の渇きを止める作用があります。特に肺陰虚の人に適応し、肺の乾燥による咳や痰、喉の渇きなどの改善に良いとされています。また、ぶどうは体に潤いを与え、乾きを抑える効果があるため、特に乾燥しやすい秋に摂取することで、肌の乾燥を防ぐこともできます。

エイジングケア

中医学では、ぶどうはアンチエイジングにぴったりな果物とされています。ぶどうには腎の働きを高める「補腎」という作用があり、これがエイジングケアにつながります。

肺を潤す

秋は呼吸機能や免疫に関係する「肺」が弱りやすい時期です。ぶどうは肺を潤わせる効果があり、特に秋の乾燥した季節に食べると良いとされています。肺が乾燥すると風邪をひきやすくなったり、鼻水が出たり、便秘などの症状が現れますが、ぶどうはこれを防ぐのに役立ちます。

肝臓を強化し、目を保護する

ぶどうは肝を養い、目を保護する効果があるとされています。これにより、視力の維持や目の健康に寄与します。

心を安定させ、リラックス効果

ぶどうには気持ちを落ち着かせる効果もあります。ストレスや不安を感じる時に、ぶどうを摂取することでリラックスすることができます。

骨や筋を強くする

ぶどうは骨や筋を強くする効果もあります。特に女性は生理、妊娠、出産、授乳と常に血を消耗しているため、骨や筋を強くすることは非常に重要です。

胎児に栄養を送り、母体もケアする

ぶどうは胎児に栄養を送り、母体もケアする効果があります。妊娠中の女性にとって非常に有益な果物です。

ぶどうの摂取方法

生食: そのまま食べることで、ぶどうの栄養素を最大限に摂取できます。

ジュース: ぶどうジュースとして飲むことで、手軽に栄養を摂取できます。

乾燥ぶどう(レーズン): 乾燥させることで保存が効き、いつでも摂取できます。

ぶどうとペットの健康

ぶどうの危険性

犬にとっての危険性: ぶどうやレーズンは犬にとって非常に危険です。少量でも急性腎不全を引き起こす可能性があります。症状としては、嘔吐、下痢、食欲不振、嗜眠(眠ったような状態)、最悪の場合は死亡に至ることもあります。

中毒の原因: ぶどうが犬にとって有害な具体的な原因はまだ完全には解明されていませんが、ぶどうに含まれる未知の成分やカビ、農薬などが疑われています。

中毒症状と対処法

初期症状: ぶどうを摂取してから6〜12時間以内に嘔吐や下痢が見られることが多いです。その他、食欲不振や元気がなくなるなどの症状が現れます。

急性腎不全: 数日後には急性腎不全を引き起こし、尿が出なくなる、尿毒症を引き起こすなどの症状が現れます。最悪の場合、1日から数日で命を落とすこともあります。

対処法: ぶどうを誤って食べてしまった場合、すぐに動物病院に連絡し、いつ、どれくらいの量を食べたのか、どんな状態のぶどうを食べたのか(皮ごとやレーズン状など)、現在の様子を伝えることが重要です。

予防策

保管方法: ぶどうやぶどうを使った食品は、冷蔵庫や戸締りのできる棚など犬の手が届かないところに保管しましょう。

ゴミの処理: ぶどうの皮はフタ付きのゴミ箱に捨てるなど、犬が誤って食べないように注意が必要です。

留守番時の注意: 犬に留守番をさせる際には、ぶどう関連の食品が手の届く範囲にないか確認しましょう。

その他の動物への影響

猫: 猫に対するぶどうの影響についてはまだ十分な研究が行われていませんが、犬と同様に危険である可能性が高いとされています。

まとめ

ぶどうは人間にとっては非常に効果のある食べ物ですが、犬にとっては非常に危険な食べ物であり、少量でも急性腎不全を引き起こす可能性があります。飼い主としては、ぶどうやぶどうを使った食品を犬の手の届かない場所に保管し、誤って食べてしまった場合にはすぐに動物病院に連絡することが重要です。

我が家にも先日、父がシャインマスカットを持ってきてくれました~🙌😍

ダッチは食べられませんが、毎日少しずつ食べています🤤 美味しく食べながらこの秋も元気に乗り切っていきたいです!😊🍇

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