気象病とは
気象病とは、天候や気圧の変化によって体調が悪化する症状のことを指します。
耳の内耳にある気圧の変化を察知する器官が自律神経に影響を与えることで、体調不良が引き起こされます。
低気圧が続くと、特に副交感神経が優位になりやすいです。副交感神経が優位になると、日中でも体がお休みモードになってしまい、それに伴って色々な症状が現れてきます。
人は湿度が高い環境にいると、体の中の水分が汗や尿として外に排泄できずに体内に溜まってしまいます。そのため、体の不調が現れやすくなります。
雨の日や梅雨、秋雨の時期、台風、太陽フレアが起こったとき、新月・満月などの天体の影響が強い場合などには、気圧の変動が原因で症状が悪化することがありますので気をつけましょう。

意外と思われるかもしれませんが、天体の動きも人間や動物の言動や体調変化に影響を与えます。
あれだけ大きな星が動くのですから、地球の大気圧にも影響が出るのは不思議なことではありませんよね。
大気圧に影響が出れば、人間や動物の身体や地球のプレート移動にも影響が出ます。
そのため、地震が起こったり天気が崩れたり、地球に住むすべての存在の体調に影響が出たりするのだと思います。
私も病院で働いていたとき、新月・満月に救急日や当直が重なると事故や出産、患者さんの急変が増えるため、夜中に血液バッグを持ってICUに走っていくこともありました。


気象病の症状
気象病の主な症状には以下のようなものがあります:
頭痛:
片頭痛や緊張型頭痛などが起こりやすくなります。
倦怠感・眠気:
日中、体が重く感じたり、疲れが取れにくくなったりします。
肩こり:
首や肩の筋肉が硬くなります。
めまい:
気圧の変化によって自律神経が乱れ、めまいが起こりやすくなります。
吐き気:
めまいに伴って吐き気を感じることがあります。
関節痛:
気圧の変化により関節が痛むことがあります。
イライラや不安感:
自律神経の乱れから精神的な不調が現れやすくなります。
食欲不振・軟便・下痢
湿度が高いと体内の消化吸収と水分の代謝がうまくできなくなり、消化不良を起こしやすくなります。その結果、食欲不振や下痢が起こることがあります。
気象病の対処法
気象病の対処法としては、以下のような方法があります:
規則正しい生活:
早寝早起きを心がけ、十分な睡眠を取りましょう。
朝、太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、体が活動モードへスムーズに切り替わります。曇りや雨の日でも太陽の光は地上に届いていますので、朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びましょう。
朝食をしっかりと摂り、しっかり日光を浴びることで1日を元気にスタートさせることができます。
適度な運動を行い、体を動かすことで自律神経を整えましょう。
食事の管理:
バランスの取れた食事を心がけましょう。
ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を摂取しましょう。水分をしっかりと摂り、体内の水分バランスを保ちましょう。
湿度が高いと体内の消化吸収と水分の代謝がうまくできなくなり、消化不良を起こしやすくなります。
冷たいものは消化不良を悪化させますので、なるべく温かいものを取るようにしましょう。
また、味の濃いもの、脂肪分が多いものは胃腸に負担をかけます。調子が悪いときは避けましょう。
ストレス管理:
リラックスする時間を作ることで、ストレスを軽減させることができます。
趣味や好きなことを楽しむ時間を持ちましょう。
深呼吸や瞑想などのリラクゼーション法を取り入れてみましょう。
環境の整備:
室内の温度と湿度を適切に保ち、気圧の変化を感じにくい環境を整えましょう。
静かでリラックスできる空間を作るよう心がけましょう。
セルフケア:
耳マッサージやツボ押しなどでリラックスさせることも効果的です。
血行を良くするために、温かいお風呂に入りましょう。
気圧の変化を予測し、事前に対策を講じるようにしましょう。
医療機関の受診:
症状が改善しない場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
専門医による診断と治療を受けることも大切です。
必要に応じて薬を処方してもらいましょう。
まとめ
気象病は天候や気圧の変化によって引き起こされるため、完全に防ぐことは難しいですが、規則正しい生活やセルフケアを行うことで症状を軽減させることができます。
自分の体調をよく観察し、気象の変化に敏感に対応することが大切です。