
ダッチ、11歳後半くらいからちょっと体調変わってきた?
口とかも臭くなってきたねえ。



そりゃあ、ボクだってもうおじいちゃんだもん笑
まだまだ元気そうに見えるけど来年13歳だよ?
体調だって変わってくるよ。
今月12歳になったばかりのダッチですが、11歳を超えたくらいから後ろ足をたまにあげて歩いたり、眼が白く濁ったり(白内障)、うんちがゆるくなったり、朝ごはんをたまに残したり…と少しずつ体調に変化が現れるようになってきました。
まだまだ長距離のお散歩にも行きたがるし、元気そうにも見えますが少しずつ老化が始まっているのだと実感します。
今日はたまたまシニア犬のことについて調べていたら犬の「13歳の壁」というものがあるということを知りましたので、ここでもご紹介させていただきます。
犬の13歳の壁とは
犬の「13歳の壁」とは、犬が13歳を迎えるときに直面する健康や生活の変化を指します。
これは、犬が高齢化する過程で特に重要な時期とされています。
犬の平均寿命は14歳前後であり、13歳を超えると老化の兆候が顕著に現れることが多いです。
犬の寿命が延びるにつれて、13歳以上の犬のケアがますます重要になっています。13歳の壁と呼ばれるこの時期には、犬の健康状態や生活の質に大きな変化が現れることがあります。


犬の年齢と人間の年齢の比較
犬の年齢を人間の年齢に換算すると、小型犬や中型犬の13歳は人間の68歳、大型犬の13歳は人間の96歳に相当します。
このため、13歳の犬は人間で言うところの高齢者にあたります。
犬の年齢/ライフステージについて
犬のシニア期については「いつから」という定義づけは難しく、明確なものはありません。同じ犬種、年齢であっても個体差が大きく、一概に決めることが難しいためです。
ただ一般的には、小型犬であれば7歳から、大型犬で5~6歳からといわれることが多いです。
また犬も高齢化が進み、10年以上シニア期を過ごすケースも増えたことから、シニア期といっても個体の状態はさまざまです。
そのため、シニア期の区分を一概に定めることはできませんが、大体以下のような分類にわけることができるといえるでしょう。
ここからは愛犬のことを「パートナー」、彼らの飼い主のことを「オーナー」と呼びます。


シニア前期
小型犬:7~15歳
中型犬:7〜12歳
大型犬:5~11歲
特徵
部分的に老化現象が見られます(例:白っぽい被毛が増えてきた/目が少し白くなってきたなど)
運動量が減った、寝る時間が増えた、太りやすくなったなど、所々でペットオーナーが以前との違いに気付くことが増えていきます。
シニア後期(ハイシニア)
小型犬:16歳~
中型犬:13歳〜
大型犬: 12歳〜
特徴
食べられる量が減ったり、内臓機能の衰えにより食べても痩せてきたり以前より便が緩くなりやすかったりします。
心臓、腎臓、肝臓、胆のうなど内臓疾患や複数の慢性疾患の有病率が高まります。
聴力や視力が低下したり、トイレの失敗が多くなったりします。



ダッチも以前に比べて、食べても痩せるようになったり、💩もかなり柔らかくなるときが増えましたね。
介護期
日々の生活において、人の介助・介護が必要となった時から「介護期」が始まります。
介護期にはさまざまな変化が現れます。その変化は個体差が大きいため、単純に年齢だけで判断したり、厳密にわけたりすることは難しいものです。
ここでは、介護されるパートナーの状態をもとに介護期を3つの状態にわけます。
1)一部介助
日常生活において、歩行、排泄など一部分の介助が必要な状態
2)全介助
自力で立ち上がることができず、日常生活のあらゆる場面で介助が必要な状態
3)認知症、もしくは認知症と思われる症状がある
認知症、もしくは身体は元気だが認知症の症状があり一部介助が必要な状態


13歳以上の犬の一般的な健康状態
13歳以上になると、犬は老化によるさまざまな健康問題やサインに直面することが増えます。以下にその代表的なものをいくつか挙げます。
関節炎 ・運動能力の低下
歩行の際に痛みを感じたり、関節が硬くなったりします。散歩の時間が短くなり、段差を嫌がるようにななることもあります。
心臓病
高齢の犬は心臓病のリスクが高まります。心臓の機能が低下し、息切れ、咳、疲れやすさなどの症状が現れることがあります。
腎臓病・内臓の病気
肝臓や腎臓の機能が低下することがあります。腎臓機能が低下することで、水分摂取量や尿の頻度に変化が見られることがあります。
ホルモンの病気
甲状腺機能低下症など、ホルモンバランスの乱れが生じることがあります。
がん
老犬になると、がんの発生率が高くなります。早期発見が重要ですので、定期的な健康チェックが欠かせません。
歯周病
歯の健康も注意が必要です。歯周病が進行すると、口臭・痛みや感染症を引き起こすことがあります。
睡眠時間の増加
昼間でも寝ている時間が長くなります。
視力や聴力の低下
視力が低下し目が白く濁る白内障や、耳が遠くなることがあります。
食欲の変化
食欲が減退することがあります。
皮膚の病気
皮膚が乾燥し、かゆみや炎症が起こることがあります。
行動の変化
以前よりも落ち着きがなくなったり、逆に動かなくなったりします。
13歳の犬を長生きさせるためのコツ
13歳の犬が健康で長生きするためには、以下のような対策を行うのがオススメです:
健康管理


定期的な健康診断
定期的な診察で健康状態をチェックし、早期に問題を発見することが重要です。年2回程度は専門家による健康診断を受けることがオススメです。
適切な食事
高品質な犬用の食事を提供し、適切な栄養バランスを保つことが大切です。年齢に応じた特別な食事も検討してみてください。
胃や腸に優しい消化しやすいご飯に変える、栄養価が高く肥満を予防できるカロリー・脂質に配慮された老犬用フードを与えるなど、色々工夫してみましょう。
関節の健康を維持するために、グルコサミンやコンドロイチンを含むサプリメントも検討すると良いでしょう。
適度な運動と休息
適度な運動を取り入れることで、体重管理や健康維持に役立ちます。ただし、過度な運動は関節に負担をかけることがありますので、無理のない範囲で行いましょう。
短い散歩や軽い遊びを取り入れることで、犬の筋力や心肺機能を維持することができます。また、十分な休息も大切ですので、快適な寝床を用意してあげましょう。
歯のケア
歯の健康も重要です。歯の問題を早期に発見することが大事になります。
歯周病を予防するために、日常的な歯磨きが推奨されます。特に高齢犬では歯肉の状態が悪化しやすいため、優しく丁寧にケアを行うことが重要です。歯磨きが難しい場合は、獣医の相談のもとでデンタルガムやデンタルスプレーを使用することも考慮しましょう。
定期的なトリミング・グルーミング
高齢犬の毛並みや皮膚の健康を保つために、定期的なブラッシングやシャンプーが必要です。毛玉や汚れを取り除くことで、皮膚のトラブルを防ぐことができます。また、爪も定期的に切るようにしましょう。
特に長毛種の場合、毛のトリミングを定期的に行うことで、皮膚の健康を保ちます。
高齢犬のための補助機器
高齢犬の生活を支えるための補助機器もあります。関節のサポートや歩行の補助が必要な場合には、関節サポーターや歩行補助ハーネスを活用しましょう。また、視力や聴力が低下した犬には、光や音を利用した補助器具が役立つことがあります。
緊急時の対応
高齢犬は急な体調変化が起こりやすいため、緊急時の対応も準備しておくことが重要です。息切れ、嘔吐、下痢、けいれんなどの症状が見られた場合は、すぐに獣医に連絡し指示を仰ぎましょう。また、緊急時の連絡先や応急処置の方法を事前に確認しておくことも大切です。
家庭環境


快適で安全な環境の提供
高齢犬にとって快適な環境を整えることも大切です。
家の中や庭を安全に整え、犬が怪我をしないようにしましょう。特に高齢の犬は、滑りやすい場所や階段などに注意が必要です。
滑りやすい床にはカーペットを敷く、寝床を温かく柔らかいものにする、階段や高い段差がある場所にはスロープを設置する、トイレの位置を分かりやすい場所にするなどの工夫をしましょう。
犬がリラックスできる環境を作り、ストレスを減らすことが大切です。落ち着いた音楽やリラックスできる場所を提供するのも良いでしょう。
精神的なケア
愛情と遊び
犬との絆を深めるために、愛情をたっぷりと与え、一緒に遊ぶ時間を大切にしましょう。これにより、犬も幸せな気持ちで過ごせます。犬の甘えに応じ、ストレスを軽減するように努めましょう。
高齢犬でも精神的な刺激が必要です。新しいおもちゃやパズル、軽いトレーニングを取り入れることで、脳の活性化を図ることができます。
また、飼い主とのスキンシップやコミュニケーションも重要です。愛情をもって接することで、犬の心の健康を維持することができます。
高齢犬との最後の時間を大切に
高齢犬との時間を大切に過ごすことも忘れないでください。愛犬との最後の時間は特別なものですので、愛情と感謝の気持ちを込めて接するようにしましょう。犬の気持ちを尊重し、快適で安らかな時間を提供することで、犬も安心して過ごすことができます。


まとめ
犬の「13歳の壁」を超えるためには、飼い主の細やかなケアと愛情が欠かせません。
日々の生活環境や食事、健康管理に気を配り、犬が快適に過ごせるように工夫することが大切です。



毎日少しずつできることから始めていきましょう♪



